どうして筋肉痛になる?
筋肉痛には2種類あります。
①即発性筋痛
運動後すぐに起こるもの。即発性筋痛には筋膜の断裂のような障害の場合と、疲労物質が溜まることなどによって起こるものもあり、多くは後者です。疲労物質とは、乳酸と一緒に作られる水素イオン。それによって筋肉が極度に酸性になると「痛い」「だるい」「重い」という感覚が生じます。
②遅発性筋痛
翌日や翌々日に筋肉が痛いというもので、いわゆる一般的な筋肉痛。運動によって筋細胞の中にミクロの傷ができ、そこで炎症反応が起こる。炎症が起こると、外傷や毒素などで活性化するヒスタミンなどがつくられます。その中に痛みや痒みを引き起こす物質があるため、炎症とともに筋肉が腫れ、熱っぽくなったり、力を入れると痛くなったりという状態になります。
とくに筋肉痛か起こりやすい運動は「ブレーキング動作」。例えば、ベンチプレスの場合、バーベルを上げるのではなく、下ろす動作で筋肉は傷つきやすい。山登りなら、登っただけでは筋肉痛は起こりにくいですが、下ると起こる。
筋肉の傷つきやすさは筋肉の状態に依存していて、運動をサボリがちな人がたまに運動すると、すぐに筋肉が傷ついてしまいます。年を取るとほど筋肉痛が起こるというのは、普段の運動レベルが低いことが原因です。[資料参照]
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