チーティングの効果とは?

 チーティングとは「ごまかし」という意味で、反動を使ったり、目的とする筋肉以外の筋肉を使ったりして負荷を挙上することです。一方、反動を使わずに挙上することをストリクト(「厳しい、厳密な」という意味)と言い、これはウエイトトレーニングの基本フォームということになります。

 チーティングは、他の部位の力を借りることで、より大きな重量を扱うことができます。それだけに筋力を高める効果はありますが、問題はほかの筋肉との力の配分です。たとえば、アームカールで腕をトレーニングしているはずが、実質的には足や背中で上げてしまうと意味がなくなってしまいます。

 具体的に説明すると、ストリクトでは40kgのバーベルしか上がらない人が、足を曲げ、背中の筋肉も使ってチーティングをやると70kg上がったとします。その時、腕の筋肉が40kgのバーベルでトレーニングしている時よりも使われているかどうかが問題。チーティングをしたことで、足と背中が50kg、腕が20kgになってしまったら、40kgのバーベルを上げた時の半分しか腕を使っていないことになる。これはチーティングのやりすぎということになります。

 しかし、70kgのバーベルを上げる時、腕で40kg分の力を使い、しっかり耐えながら下ろせば、エキセントリックの局面で腕の筋肉がひじょうに強く働くことになります。このように上手なチーティングを行なえば、ストリクトよりも大きな負荷をかけることができるわけです。

 チーティングとストリクトは目的によって使い分けるべきで、どちらが良くて、どちらが悪いということはありません。ただ、先に書いたように、トレーニングをあまり知らない人が、ただ重いモノを持ち上げたいからという理由でチーティングをやると、思ったような効果が出ず、ケガの原因にもなります。最初はストリクトからはじめ、トレーニングの知識やフォームが定着した段階でチーティングを取り入れるのがいいでしょう。

 また、瞬間的に大きな筋力を発揮する場合があるチーティングは障害の原因にもなりうるので、あまり長い間続けるのは良くない。あくまでもストリクトの応用と考え、うまく使い分けることが大切です。

※資料引用

#チーティング
#ストリクト
#ウエイトトレーニング
#筋力トレーニング
#筋トレ