
「肩こり」のメカニズムは?
一般論としては、持続的な緊張によって筋肉の中の循環が悪くなり、硬い状態になると考えられています。その点では「スロートレーニング」と同じですが、スロトレよりも弱い緊張がずっと続いていく。すると、筋肉の中の血行が悪くなって、そこに代謝物が溜まってくる。これもスロトレゃ「加圧トレーニング」と同じ状態です。ただ、スロトレや加圧は、筋肉中の乳酸や水素イオンの濃度が高くなるものの、やめればスーッと代謝物も抜けていきます。ところが、肩こりの場合はもっと長期にわたって、じわじわと代謝物濃度が上がってくる。しかも、溜まった物質が出ていかない状態が続くので、筋肉中の感覚神経が刺減されて、ズシーンと重いような、だるいような痛みが続くのでしょう。ということで、肩こりを解消するには、やはりマッサージやストレッチで血行を良くして、緊張をほぐすのが一番だと思います。
肩こりを未然に防ぐには、これも単純ですが、仕事などの際に負担のかからない姿勢でいることです。首と腕は、とにかく重いパーツです。頭はボウリングの球1個分ぐらいの重さがありますし、腕も重い上に両方にぶら下がっている。これを僧帽筋という首の筋肉ひとつで支えているわけですから、疲れてくるのも当然です。頭が前に傾くと、その分、大きな力が必要になる。ですから、長時間のデスクワークの時には、あまり頭を下げず、首の真上に置くように意識していれば、緊張の度合いもだいぶ減ってくると思います。
よく肩こりは日本人独特のものと言われますが、それはないと思います。確かに欧米人の間で肩こりが話題になることはあまりありませんが、それはたぶん、日本人ほど同じ姿勢で仕事を続ける習慣がないからかもしれません。私がイギリスに留学していた時も、しばらく仕事をするとイギリス人は「お茶の時間だ」と言って、席を立っていました。ひょっとしたら、習慣として疲れがたまらない術を心得ているのではないでしょうか。
体のメカニズムで考えると、欧米人の方が肩こりにならないということはない。しかし、筋肉の観点から言うと、欧米人は僧帽筋から背中にかけての筋肉がアジア人より発達しています。それに全身の骨格に比べて頭も小さい。欧米人に肩こりが少ないのは、解剖学や生理学的な要因もあるかもしれません。
※資料引用
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