プライオメトリックスとは?

 プライオとは「伸びる」「増える」という意味。メトリックは「メートル」、つまり、長さ。筋肉を引き伸ばした後、すぐに切り返して短縮させるような動作をプライオメトリックと呼びます。その動作を活かし、主にジャンプやスプリント能力を高めることを目的として発達したのがプライオメトリック・トレーニング(プライオメトリックス)。「SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)トレーニング」とも言われ、瞬発力を高めるトレーニングの一種です。

 筋力を鍛えるだけではジャンプ・スプリント能力は伸びません。筋力をいかに動作の加速に結びつけるか。体にスピードを与えるために、いかに筋力を素早く発揮するか。それがポイントになります。プライオメトリック・トレーニングの代表例は「デプスジャンプ」「ドロップジャンプ」と呼ばれているもの。台の上から飛び降り、着地したらすぐに切り返して跳び上がる。動作の切り返しの時に集中的に筋力を発揮するのです。

 昔はジャンプとスプリントに活かす専門的なトレーニングとされてきましたが、プライオメトリック・トレーニングは中長距離のパフォーマンスも高めることがわかってきました。マラソンも一歩一歩は、ジャンプと着地の繰り返しですから、切り返し能力が高くなると無駄な力を使わなくて済むので、ランニング効率が上がる。持久的な能力にもプラスになるわけです。

 下半身だけでなく、上半身の能力向上にも役立ちます。ベンチプレスなら、負荷を胸に下ろした瞬間、すぐ上げる。スクワットなら、しゃがんだ瞬間、すぐ立ち上がる。切り返し時に筋力を最大限に発揮することを意識すれば、それはプライオメトリック・トレーニングになります。

 とはいえ、瞬発力のベースになるのは筋力です。絶対的な筋力が100だとしたら、瞬発的に150の力が出ることはありえません。まずは基本的なトレーニングで筋力の上限を高める。続いて、プライオメトリック・トレーニングで素早く筋力の上限に達する能力を高める。2種類のトレーニングを組み合わせることで、筋力発揮の能力がひじょうに高くなるはずです。

※資料引用

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