体の前面と背面にバランス良く筋肉をつけるには?

 前面と背面では背面の方が筋肉の全体量は多いので、バランスを考えるなら背中の種目の方が多いかなと思うぐらいで、ちょうどいいと思います。

 人間の体の仕組みは、背中の筋肉がないと自然に四つん這いになってしまうようにできて
います。赤ちゃんの時は、みんなハイハイをしますね。成長してまっすぐ立ち上がるようになると、姿勢を維持するために、つねに後ろから引っ張ってあげないといけない。その役割を担っているのが背面の筋肉です。そこが弱るとハイハイに戻ってしまう。加齢とともに背中が曲がる理由の一つも、背面の筋肉が体を引っ張りきれなくなるからです。

 では、アンチエイジングのために筋トレをする場合、背面だけでいいのでしょうか。たしかに背面を重視することは大切ですが、それだけではダメ。姿勢を維持するためには、背面プラス、前面の腹筋や大腰筋などの腹筋群も鍛えること。両方をバランス良くトレーニングしていれば、加齢にともなって背中が曲がってくることもないでしょう。

 「背中が曲がる」という現象を、もう少し説明してみます。背中の筋肉が弱り、前に曲がる力が働き続ける状態に、脊柱骨の骨組しょうが加わると、少しずつ脊椎骨がつぶれてきてしまいます。やがて、脊柱そのものが曲がるように変形して定着する。そうなると、もう筋肉の力では戻せません。

 ですから、55歳を過ぎたあたりから、背面と腹筋群をしっかりと鍛えておくべきなのです。あとは、日々の生活の中で、背中が丸まらないように意識し続けること。これだけでも、高齢になった時にシャキッと背筋が伸びた状態を維持できると思います。

 対して、若い人が運動不足やダラけた生活をして筋肉が弱る場合は、前面と背面がアンバランスに弱ることはありません。両方が同じように弱っていく。むしろ、トレーニングする時に前面に集中しすぎて、全体のバランスが崩れてくる方が多いので、若い人は積極的に筋肉を鍛えようとする最初のステップでバランスを心がけるべきです。
 
 前面背面のトレーニングの割合は、4対6ぐらいでもいい。好みによって比率が変わっても問題ありませんが、意識して背中を多めにやった方がいいと思います。

※資料引用

#筋肉量 #最大筋力 #筋持久力 #筋パワー #筋力アップ #筋力トレーニング #トレーニング #筋トレ #筋肉 #筋肥大 #体力作り #体力アップ #腹筋 #背筋 #マシントレーニング #運動 #健康 #常識 #非常識 #パーソナルジム #パーソナルトレーニング #パーソナルトレーニング大阪 #加圧トレーニング #パーソナルトレーナー #パーソナルトレーナー大阪 #大阪 #福島区 #福島区野田 #jr野田 #地下鉄玉川