
負荷を上げる時、息を吐くのはなぜ?
体幹を固定するためです。体幹 ー とくにおなか周辺は、ベンチプレスでもスクワットでも、力を伝達する上で中心になります。中心がグニャグニャしていたら、重いモノを持ち上げることはできませんので、しっかりと固定しなければいけないのです。おなかを意識しながら息を吐くことで、腹筋が収縮し、体幹が固定されます。
ただし、ある程度のレベルを超えた重さになると、息を吐いただけでは上がらなくなります。そこで大きく息を吸い込んでから、息を止めて力を出す。これを怒責と言います。おなかの中にある風船をギュッと押しつぶすようなイメージですね。すると、息を吐くよりも体幹が硬くなり、極限に近い負荷を持ち上げることができるのです。
怒責をすると、顔が赤くなり、血管が浮き出てきて危なそうな感じになります。おなかの圧力と血圧はイコールですから、血圧も上がります。スクワットのような種目だと、収縮時の血圧が350ミリメートルHgぐらいまで上がることもあります。
ウエイトリフティングをやっている人は、そういった状況になっても大丈夫なように血管が出来上がっています。しかし、高い圧力に対抗して血液を送り出さなくてはいけないので、心臓自体にも負荷がかかる。代償として心臓の壁も厚くなってしまいます。若く健康なうちはいいのですが、年を取ってくると環状動脈が硬化して酸欠になりやすくなる。つまり、心不全や心筋梗塞を起こしやすい状況になることもあります。そうならないために、なるべく怒責は避けた方がいい。
負荷を上げる時には、息を吐く。これが原則です。パワー系の種目をやっている人は、短い時間の怒責はしかたない。しかし、一般人の場合は、息をフーッと吐きながら持ち上げるようにしましょう。
※資料引用
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