骨の太さは筋肉のつきやすさに影響する?

 まず、骨の太さが、そのまま骨の強さにはならないということを覚えておいた方がいいでしょう。

 たとえば、黒人は骨密度が高いという研究報告があります。決して太くはないけれども、強くて硬いそうです。細くて硬い材料のところに筋肉がつけば、コンパクトにまとまっていながら質のいい腕や足ができる。だから、黒人のアスリートはパフォーマンスが高いという考え方もあります。ということで、骨が太いから筋肉がつきやすいとか筋力が高いとは、一概に言えないと思います。
 
 ただ、骨と筋肉、そして脂肪の三つは、起源としてはとても近いものです。そもそも同じ細胞の塊からできていて、いわば親戚みたいな関係です。ですから、運動によって骨がどのように変化・成長するかという問題と、筋肉がどのように成長して太くなっていくかという問題は、かなり共通点が多いと思います。骨格ががっちりしている人に、なんとなく筋肉質の人が多いのも、こうした理由からかもしれません。

 実際、筋肉から取った細胞を試験管の中で飼うと、骨になったりもします。また「進行性骨化性線維異形成症」と言って、成長とともに筋肉が骨になってしまう病気もある。これは200万人に1人の確率で発症する難病で、漫画の「ブラックジャック」でも取り上げられているそうです。このように骨と筋肉の発達は相関性が高いと言っていいと思います。

 骨密度と筋力に関しては、二つの相関を調べた研究もあります。20~60代までの人を対象に調べてみると、筋力が高い人は骨密度も高い。この結果から考えても、やはり筋力だけが強くなって骨が強くならないという、いびつな体の変化はあまり起きない。筋肉や骨が強くなっていく成長期には、骨格がしっかりしている人ほど筋肉もつきやすいということが言えると思います。
 
 ちなみに、ボディビルの世界では、細い骨格にたくさん筋肉がついている方が評価が高くなります。きっと、骨格が太い人よりメリハリがあるように見えるのでしょう。体の見栄えで言えば、細くて頑丈な骨の上に豊かな筋肉がついているというのが理想かもしれませんね。

※資料引用

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