
鍛えにくい筋肉(スネの前面、前腕の上部など)はどうすればいい?
鍛えにくい筋肉をどうしても鍛えたいと言うからには、はっきりとした目的があるのでしょうね。だとしたら、その目的によって鍛え方も変わってきます。
まず、スネの前面にある前脛骨筋は、普通の人がそれほど気にする筋肉ではないかもしれない。しかし、サッカー選手や格闘家となると話は別です。スネのあたりに、かなり負荷がかかっているでしょうし、もっと強化したいと思っている人も多いかもしれませんね。
前脛骨筋のように鍛えにくい筋肉は、負荷をかけにくい筋肉と言い換えることもできます。積極的に鍛えたいなら、何らかの形で負荷をかける工夫をした方がいい。手近なところでは、ケーブルマシンを利用するやり方があります。ケーブルについているバー(握り)の部分にタオルをかけて輪をつくる。そこにつま先を入れて腰を下ろし、負荷をかけながらトウレイズをする。それを30~40回もやれば十分です。ヒトの前脛骨筋は、どちらかと言うと、スプリンター型の速筋線維より、マラソンランナー型のレーニングの方が向いています。
前脛骨筋を鍛えると、つま先がしっかり上がるようになるので、高齢者のつまずき防止にも有効です。椅子に座った状態で負荷をかけずにつま先を上げ下げするだけでも、いいトレーニングになると思います。実際、高齢者を対象とした筋肉づくり教室には、必ずこの種目が入っています。
前腕の上部の筋肉も、確かになかなか太くなりません。ここは遺伝的な影響を受けやすい部分なので、太くなりやすいかどうかは、生まれつきある程度決まっているのです。前脛骨筋と同じく持久的な要素の高い筋肉なので、積極的に鍛えたいと思ったら、やはり「低負荷・高回数」が基本。リストカールやリバースカールを丹念に30〜40回ほど続けてみてください。
これから筋肉は日常生活の中で絶えず活動している分だけ、トレーニングをしてもプラスαの効果が出にくいのでしょうね。鍛えにくい筋肉は焦らずじっくり太くしていってください。
※資料引用