SAQトレーニングとは?

 Sはスピード(speed=直線的な速さ)、Aはアジリティ(agility=敏捷性)、0はクイックネス(=quickness=反応や動作の素早さ)。それらの頭文字を合わせたSAQトレーニングは、筋力というより、全体的な動きのスピードを高めるためのトレーニングです。

 アジリティやクイックネスには、スピードに加えて「神経系の調整能力」というファクターが加わります。静止している状態から動作開始までの時間がいかに短いか。一定の時間に何回の動作を繰り返せるか。そういったタイプのトレーニングを総称してSAQと呼んでいるわけです。

 たとえば、ハシゴのようになっているマスを順に踏んでいく「ラダー」というトレーニング。アジリティやクイックネスの指標にもなる反復横跳び。これらは典型的なSAOと言えます。

 では、このSAQは筋力とは無関係なのかと言うと、そういうわけでもありません。動作の切り返しを行なうには、神経系の能力やスピードだけでなく、瞬間的に大きなパワーを使うことになるので、基本的な筋力はどうしても必要になります。一瞬にして地面を強く蹴り、反対方向に動きを変えるわけですから、筋肉のパワー、瞬間的に大きな力を出せる能力も関連してくるわけです。理論的には、SAQのような動作を繰り返しているうちに筋肉そのもののパワーも強化されます。

 しかし、SAQで鍛えられる筋力には限度があります。ウエイトトレーニングで基本的な筋力を高めながらSAQトレーニングを併用した方が、よりパフォーマンスは高まるはずです。スポーツの中には、アジリティやクイックネスの能力がひじょうに問われる競技もあります。それぞれの競技タイプに合わせて、ウエイトトレーニングとSAOの比重を決めていけばいいと思います。

※資料引用

#saq
#スピード
#アジリティ
#クイックネス
#筋力トレーニング