
背中の筋肉を鍛えるとパンチ力が増す?
確かに、「パンチを強くするには背中の筋肉を鍛えろ」とよく言われますよね。広背筋は「パンチマッスル」「ヒッティングマッスル」と呼ばれることもあります。
ただ、背中を鍛えることでパンチカが増すというのは、たぶん本当ではないと思います。ウソとは言い切れませんが、背中の筋肉とパンチ力が必ずしも比例するわけではありません。
パンチを出す時、確かに広背筋は使われています。一つはパンチを打つ方の手ではなく、引き手の方。反対側の腕を引くアクションを強くすることで、その反作用を活かして強いパンチを出す。そのために広背筋が効果を発揮していることは間違いないでしょう。
もう一つ、ストレート系のパンチを出す時には、ただ腕を真っ直ぐ伸ばすわけではなく、肩を内旋させながら出していきます。体温計をふる動作と同じで、肩を回すようにして打っていくわけです。その内旋の動きは大胸筋と広背筋が共同で行なっています。大胸筋だけが発達していて広背筋が弱かったら、パンチにうまく力を乗せることができないでしょう。そういう意味では、広背筋が弱ければパンチ力も弱くなると言えるかもしれません。
しかし、強いパンチを打つのに重要な役割を果たしているのは、むしろ足腰の筋肉です。足腰が強く、大胸筋も広背筋も強ければ、必然的に強いパンチが打てるようになると思います。しかし、広背筋だけを取り出してパンチマッスルと呼んでしまうのは間違いではないでしょうか。パンチが強くなると信じて、広背筋だけを必死に鍛えている人がいたら、もう一度考え直してみた方がいいかもしれません。
※資料引用
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