
「バリスティック」とは?
グラフにすると、放物線を描くような力の発揮のしかた。ボーンと山ができて、すぐにパッと下がる。そういうふうに力を発揮するトレーニングを、バリスティック・トレーニングと言います。瞬間的に力を発揮し、次に脱力したフェーズがあるトレーニングの総称です。バリスティックとは、もともとはロケットやミサイルなどの放物線軌道のことです。
たとえば、力を一気にバッと出して、次の瞬間には力を抜いてバーベルを受け取るハイクリーンのような種目。ベンチプレスなどで負荷を速く上げるタイプのトレーニング法(クイックリフト)。ベンチプレスでバーベルを投げてしまうベンチスロー。ジャンプ系のトレーニングやプライオメトリックスも一種のバリスティックですね。
バリスティックは、絶対的な筋力を増加する効果はそれほど強くありません。それなら重い負荷でじつくり鍛えた方がいい。ただ、筋肉の立ち上がりの時間を早くする効果はひじょうに強いため、瞬発的な筋力発運を高めるには最適です。また、動きそのもののパワーを高める作用もあるので、鍛えた筋力を実際の動きに結びつける段階でよく使われるトレーニングです。
瞬間的に発運できる筋力を大きくするという特徴もあります。ベンチスローの場合、30~40kgの軽いバーベルを使っても、うまく力を出せば瞬間的には140~150kgほどの力を発揮していることになります。力を出している時間は短くても、瞬間的な力の発揮は大きいので、一度つけた筋力を維持する効果はひじょうにあります。
重い負荷を使ってじっくり筋肉をつくった人が、長期出張や合宿などで身近に大きな負荷のない場所に来てしまった。そして自重しか使えないという場合は、バリスティック・トレーニングをするといい。ベンチプレスができなくても、ホテルでパワープッシュアップ(腕でジャンプする腕立て伏せ)をしていれば、筋力の低下を防ぐことができます。
※資料引用
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