思春期には、どんなトレーニングをすればいい?

 思春期というのは、いわゆる成長期。成長軟骨(骨の両端の部分)がさかんに成長し、骨が伸びていく時期です。成長軟骨はやわらかく、衝撃を受けると潰れたりズレたりして障害を受けやすいという特徴があります。ですから、その時期に大きな荷重を骨にかけるのは避けた方が賢明です。

 とはいえ、まったく荷重をかけてはいけない、というわけではありません。極端に大きな荷重であったり、量をこなしすぎるのは危険ということです。とくにモノを担ぐ動作は、腰椎の成長軟骨に影響してしまう危険性があるので、重いバーベルを担いでのスクワットなどはやめておいた方がいいでしょう。

 それから、気をつけたいのはジャンプ系のトレーニング。これは軽い負荷であっても、瞬間的に大きな荷重がかかります。1回の時間が短いとはいえ、あまり多くの回数をこなして繰り返し刺澈を与えると、やはり障害につながる可能性があります。中学生などによく見られるオスグット病(ヒザのお皿の下が腫れて痛くなる)も、ジャンプ動作の反復を主な要因とするヒザの成長軟骨の障害です。

 スクワットなどは、筋肉に刺激を与えるという点では、むしろやった方がいい。ただし、ゆっくり行なうようにしましょう。負荷も1RMの80%という一般的な負荷ではなく、中高齢者と同程度の50~60%ぐらいが適切です。この場合も、やりすぎには注意してください。トレーニングの頻度に関しては、ごく一般的な週2~3回程度でいいと思います。

 子供にスポーツを指導している人は、体の変化を注意深く観察しておく必要があります。身長がさかんに伸びている時期は、無理なトレーニングをさせないように配慮すべき。一年間で10cmほども身長が伸びる時期(思春期スパート)もあります。そこで強いストレスを骨に与えすぎると、障害が起きる危険度が飛躍的に高くなります。

 成長軟骨の成長は、一般的に思春期の終わりとともに終了します。身長が伸びるピークを過ぎてから9ヵ月~1年ぐらい経過すれば、かなり強い負荷をかけても差し支えないと考えられます。

※資料引用

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